院長 瀬川 智也
グレード不良胚について
当院では2年前よりグレード不良胚(CB、BC、CC)の凍結保存をやめました
また今年2月より、同様に移植妊娠率が低いとされる培養7日目胚の凍結保存も中止しました
グレード不良胚の扱いについては、先日の学会でも議論され、各クリニックにおいても様々な意見があると思います
特に保険診療では胚移植回数の制限があるためが、妊娠率の低い胚を移植することで患者さんの貴重な移植回数が減ってしまうのではないかと危惧されます
一方で、ごく僅かでも妊娠の可能性がある胚なら移植した方がいいのではないかとの意見もあります
どちらにも一理あると言えますが、私は前者の方が重要と考えました